特別養子縁組 一般社団法人アクロスジャパン

赤ちゃんを産んでも育てるのが難しいあなたへ 東京都許可番号:30福保子育 第1976号

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特別養子縁組・にんしん相談

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医療―にんしん相談ー養子縁組支援団体との協働

ある実母さんより「お産施設を探しているが見つけることが出来ない」という相談がはいりました。

養子縁組を視野に入れながらのお産施設を探しているが、いくつか民間団体に当たったものの、施設だけの紹介は出来ない(養子縁組前提なら紹介できる)という事で、このお母さんは大きなおなかを抱え、迷い子(お産難民)になってしまったとのこと。

普通の妊婦さん同様だと、医療施設でお産の経過を見ながら養子縁組の相談は出来ない。
養子縁組支援団体では、どうしても養子縁組前提での相談になる、、、
とある民間団体に相談したら、「児相にいったん預けてから、うちで相談に乗る」と言われた。
住んでいる管轄の児童相談所では「養子縁組はやってない」とはっきり言われた。

こういう状況の中、当会に来られた当初はこの世の中で独りぼっち、という雰囲気のお母さんでした。
まずは当会で相談に乗り、実母さんが通院できる産院を見つけ医療施設へ紹介をし繋ぎました。

次にお産費用などのことも安心して貰えるように保険を使ったお産制度などをきちんと説明し、普通分娩だと国からの一時金により殆どのお産費用がカバーされるのでそんなにお金がかからない事、などなど、若いお母さんが持っていた沢山の不安を取り除きました。

医療の方が偏見無しに受け入れてくださったのを知って、「安心して産みだす事に専念出来るんだ、良かった」となれたとき、お母さんからやっとポツリポツリ、今まで起きた辛い話などもお聞かせいただきました。

そして実母さんが一番悩んでいたのは「今(妊娠7か月)は100%養子縁組に赤ちゃんを託すと決められない」という事でしたので、「今から「養子縁組で」「自分で育てる」と決めるのではなくまずは妊娠期間を健康に大切に過ごしましょう。

お産後に、色々な自身の状況を考えて、やっぱりどうしても「育てられない」となったら、その時に養子縁組の道を進むことにしましょう」という話になりました。
その折には、当会よりきちんと各行政、団体機構へも繋ぎます、というお話もしました。

医療施設のお医者様、助産師さんたちにも養子縁組の事を視野に入れた上で、お産に臨む特定妊婦さんだという事をご理解いただき、かつ、普通のお母さん同様のサポートをしていただきました。
当会からも相談員が、検診の度に出来るだけ付き添いました。

陣痛が始まり、お産が近づき、実母さんからも、医療チームからもお産の様子をメールで報告頂き、無事に健康な赤ちゃんが生まれました。
入院中、お見舞いに行った際、赤ちゃんはすやすやと母子同室で寝ていました。
(※養子縁組が視野に有る方でも当会ではお母さんがしたいようにして頂こうというコンセプトで産後は院内で過ごし、授乳、母子同室も、ご自身の気持ちで決めていただきます)

お産後のお母さんの気持ちを尋ねたところ、やはりどうしても自分の今の状況を考えると赤ちゃんの養育は難しい、という事で養子縁組で赤ちゃんを委託することに決まり、この相談ケースをとある民間の養子縁組団体さんへお繋ぎをしました。

赤ちゃんの育ての親御さんとなる方と、その赤ちゃんが繋がり、実母さんはその育ての親御さんのアルバムと手紙を読まれ、「本当に安心しました」と言い、元気に退院して行きました。

その後、赤ちゃんのお迎えに養親さんが病院施設までお越しになり、助産師より保育実習を受け、その後、実母さんと養親さん双方の希望だったため、当会と、医療施設の医師、助産師、民間の養子縁組支援団体が立会いの中、実母さんより直接養親さんへ、大切なお子さんを渡していただきました。

民間団体さんより、時間をかけて養子縁組への承諾について丁寧な説明がなされ養親さん、実親さんそれぞれに承諾書に署名をし、書類も運びました。
また、裁判所での流れも再度説明をし、速やかな対処を双方にお願い申し上げました。
医療の方は「オープンな養子縁組で、本当に安心でき、良かった」「こうした命の救い方があるなら今後も是非繋いでいきたい」という言葉を貰いました。

今後も当会は引き続きこの養子縁組家族を見守り続け、裁判が終わるまでは養育報告書なども医療現場の関わったものと共有し、出来る限りのサポートを提供していきたいと考えています。

当会では2014年、日本財団さんの事業委託を受けて日本ではまだ少ない取り組みの養子縁組制度を含む「にんしん相談」によりお母さんたちが安心してお産に臨める相談事業を行っています。

第3回 アドファミリー交流会

先日、10月25日土曜日、茅場町にて「第3回アドファミリー交流会」が開かれました。

日本財団の柏さんよりご挨拶の言葉を頂き、その後養親さん2組よりそれぞれの周囲への告知についての苦労話、体験談などお話しいただきました。
また、助産師の先生にもお越しいただき、医療現場からの養子縁組に対するお声も聞く事が出来ました。

会場は沢山の赤ちゃん、子どもたちで大盛況。小さな子供たちが遊ぶ中、真剣に皆さんのお話を伺う養親さんたちの顔が並びました。

スピーチの後は皆さんそれぞれにワイワイ歓談&ランチタイム。
異なる8団体(児相含む)からそれぞれに迎えたアドファミリーが色々な垣根を越えて交流するとてもいい時間でした。

毎回募集人数よりも沢山の方にご応募いただき、残念ながらお申込みできなかった方々には大変申し訳なく思っております。

次回は来年の2月頃を予定しています!
※ この「養子縁組家族交流事業」は日本財団の事業委託を受けて行われております。

 

アド・ファミリー交流会

アド・ファミリ―交流会 3回目

※お申し込みはお早めに、、、※

団体・行政・国籍・人種の垣根も全くなく和気あいあいと楽しくざっくばらんに話が出来る、、、、といつも沢山の方にお申し込みを頂き、とても嬉しく思っています。

今回のテーマは「周りの人への告知」
普段の生活の中でも、ふとしたことで「養子縁組」について話すべきなのかな、、と悩むことって、子どもが大きくなるにつれ多くなってくるものです。

そんな時、どうしたらいいの?話すタイミングは?などなど、皆さんの体験や悩みをワイワイ持ち寄って話す場になれば、と思います。
前回お申込みに漏れてしまった方も、今回は是非是非!いらしてくださいませー。

日時 2014年10月25日(土曜日)
午前10時―午後12時(予定)
場所 茅場町パールホテル ランチ付
参加費 お一人(大人)1500円 未就学児は無料
定員 30名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。
対象参加者 養子縁組でお子さんを迎えたご家族
締め切り  10月13日(月) まで
申し込み方法 以下のフォームからお申込みください。

http://my.formman.com/form/pc/5V6tcUrz2ZrtEpWX/

アドファミリー交流企画Part2

アドファミリー交流企画第2弾!「真実告知って?」

※お蔭様で定員に達したため申し込みを締めきりました※

今年5月から始まった大好評のアドファミリー(養子縁組親子)の交流企画の第2弾です!
前回参加できなかった方々も、どの団体/児童相談所で養子縁組の仲介をしてもらった方でも、ご自由に親子で参加していただけます。今回は、思春期を迎えたアドファミリーの養親子さんから、真実告知についてのお話しを聞き、そのあと参加者のみなさまで交流タイムを持ちたいと思います。

日時:7月26日(土)10:00—13:30
   10時~12時 先輩アドファミリーからのお話、質問タイム(託児あり)
   12時~13時半 ランチタイム&交流(お子さんもご一緒に)

場所: 日本財団ビル8階(東京都港区赤坂1-2-2)

対象: アドファミリー

定員: 20名

会費: 大人1人1500円(ランチ・ドリンク代、託児代込み)
※オムツ・ミルクは各自でご持参ください。

主催: 日本財団、一般社団法人アクロスジャパン

☆今後の日程:第3回10月25日(土)、第4回12月19日(金)、第5回2月20日(金)

アドママ・カフェ 大盛況でした

先週、日本財団ビルで第1回目の「アドママ・カフェ」を行いお蔭様で大盛況に終わりました。

アド(Adoption(養子縁組)、Add(加える))
という意味から名づけた「アドママ」です。

今回はイギリス式のフラワーアレンジメントの先生にプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントを習いながら迎えた団体や行政からの縁などの区別なく、アドママたちがワイワイと色々な話に花を咲かせました。

告知の話、、、少ない情報の中、お子さんの出自をどう話していくか、、その他、なかなか普段の生活で話題に上らない養子縁組ならでわのママたちの悩みなど同じ境遇を持つ者どうし盛り上がりました。

予定終了時間のお昼を過ぎてもおしゃべりは覚めず、気が付けばもう夕方!そのままビルを出ても、ママたちはまたその後、地下鉄の駅で名残惜しく立ち話で一時間ほど、、、、

皆さん口々に「団体の区別なく集える養子縁組ファミリー交流会がずっと欲しかった」「ぜひ続けてほしい!」等の声と共に次回のカフェの案なども沢山頂きました。

第2回目は7月の予定です。
次回もぜひ皆さん、参加してくださいね。

アドママ・カフェ 交流会

5月23日、養子縁組・里親制度でお子さんを迎えたママを対象としフラワーアレンジメントのクラスを行います。
フラワーアレンジメントの先生もお子さんを養子縁組で迎えられた素敵なアド・ママです。
参加費は無料(ランチ、参加費、材料費込)で、どこの団体、行政関係なく養子縁組、里親制度で親子となった方々ならご参加できます。
もちろんお子さん連れでお越しください!

クラス後、養子縁組などにまつわる相談会も行いランチを食べながらワイワイと交流できればと思っています。
お申込みはこちらまでお早めにどうぞ。

<<<あと1人さま定員に空きがあります!お声掛け下さいませ>>>

第1回 アド・ママ カフェ
「フラワーアレンジメントwith アド・キッズ」
「※ アド・ママ=養子縁組(アドプション)で子どもを迎えたママのこと」

日時:2014年5月23日(金)10:00~12:30
場所:日本財団ビル8F(東京都港区赤坂1-2-2)
対象:アド・ママ
定員:15組
主催:一般社団法人アクロス・ジャパン
共催:日本財団

特別養子縁組に育休給付金
↑クリックするとリンク先に飛びます!

今まで養子縁組を前提として子供を迎えている間、フルタイムで働いている親御さんは育児休暇は愚か、育児休業の給付金(平均月収の50%)の申請をすることはまず不可能でした。ところがある北日本の養母さんが「同じ子育てをしているのにおかしい」、ということで声をあげられ、一度は棄却されても諦めず、再度申立。ついに労働保険審査会が認め、特別養子縁組申請中でも育児休暇、育児給付金が受けられるということを認めました。

このニュースで私の心に響いたのは、審査会のある言葉。「実際の子育ては子供を迎えた時から始まっている」
今までこのような言葉を確定前の「Pre-養子縁組親子」に投げられることはまず日本ではありませんでした。
これでフルタイムで仕事をしているお母さん、お父さんも裁判所・児童相談所などの調査官による家庭訪問などにも対応しやすくなり、より子供を養子縁組で迎えやすくなります!
今、日本で養子縁組の受け止めが急速にいろいろな場所で人々に浸透しています。

「女性のライフスタイルと特別養子縁組という選択」

会場:日本財団ビル2階会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
参加費:無料
主催:NPO法人ピルコン/次世代社会研究機構/日本財団

〈挨拶〉染矢明日香(NPO法人ピルコン代表理事)/森啓子(日本財団)
<パネリスト>
小川多鶴(一般社団法人アクロスジャパン代表理事)
大葉ナナコ(公益社団法人日本誕生学協会代表理事)
染矢明日香(NPO法人ピルコン代表理事)
<コーディネーター>
西田陽光 (次世代社会研究機構 代表理事)

★申し込みは以下の参加登録フォームより必要事項を送信ください。
http://goo.gl/x6u9KX

<概要>
女性がライフプランを考える上で大切な「いつ子供を産むか?」というテーマ。

もし、思わぬタイミングで妊娠をしたら・・・
もし、子どもをどうしても育てられない状況になったら・・・
もし、不妊治療をしても子どもが授からなかったら・・・
もし、同性愛者や生涯独身でも子どもがほしいと思ったら・・・

「養子という選択肢もあるかもしれない」と思っている人も、自分や、自分の友人や家族がそのような状況になったら、あなたはどうしますか?
現在日本では、年間に約20万件、出生数の1/5の数の中絶がされている一方で、7組に1組のカップルが不妊に悩むとも言われています。

今回は、予期せぬ妊娠で困った女性をサポートしているアクロスジャパンの小川多鶴さん、日本誕生学協会代表理事の大葉ナナコさんをゲストにお招きし、特別養子縁組推進月間キャンペーンの企画担当の次世代社会研究機構の西田陽光さんと、NPOピルコンが共同企画です。
参加の皆さんから「女性のライフスタイルと特別養子縁組という選択」についての疑問や感想そして自分の人生への期待や不安など率直なご意見についてお伺いします。

<キャンペーン趣旨>
新しい家族のあり方に「特別養子縁組」という制度があります。
これは、赤ちゃんを家庭的な環境に繋ぐための方法の1つです。
産みの親が育てることができない6歳未満の子どもを、赤ちゃんを授かれる夫婦が引き取り、法的に親子関係を結ぶ制度です。