平成30年度 養子縁組民間あっせん機関助成事業者
この度、アクロスジャパンは平成30年度 養子縁組民間あっせん機関助成事業者として、厚生労働省及び東京都から採択された事業者となりました。
助成金の交付を受け、皆様の家族づくり及び相談者の自立へとつながるよう、有識者、専門職の皆様の知見をお借りしながら活動してまいりたいと思います。
赤ちゃんを産んでも育てるのが難しいあなたへ 東京都許可番号:3福保子育 第1682号
080-3810-3838
この度、アクロスジャパンは平成30年度 養子縁組民間あっせん機関助成事業者として、厚生労働省及び東京都から採択された事業者となりました。
助成金の交付を受け、皆様の家族づくり及び相談者の自立へとつながるよう、有識者、専門職の皆様の知見をお借りしながら活動してまいりたいと思います。
平成30年4月より新法施行に伴い、日本全国にて養子縁組支援を執り行う団体は、各自治体より許可を受けての事業へと変更になりました。
当会もそれに伴い手続きを進めてまいりましたが、様々な審査を経て東京都より無事に許可を頂きました。
今後も他団体をはじめ、顧問、協働先である司法、医療、職能団体の皆様のお力を借りつつ、こつこつと丁寧に事業を行ってまいりたいと存じます。
引き続き皆様のご指導を仰げますよう、よろしくお願い申し上げます。
許可年月日:平成30年10月24日
許可番号 :30福保子育第1976号
3月25日 フジテレビ PM5:30「みんなのニュースWeekend」で当会の支援の取り組みが紹介されます。よかったらぜひご覧ください。
本日、がん生殖医療学会の市民講座でアメリカでの養子縁組の在り方を少しお話させていただきました。
とても多くの方がお越しになっており、改めて色々な分野で養子縁組に注目が集まっていることを実感しました。
※本日私の使用したスライドに訂正がありました。
正しいスライドをこちらに添付しておきます。
東京弁護士会にて「渉外養子縁組の現状と課題~外国籍養子縁組の事例から考える」というお題目で渉外養子縁組を多く手掛けていらっしゃる小野寺朝可先生と一緒に講演をさせていただきました。障害児で家庭を日本で見つけるのが困難だった事例等をお話しさせていただきながら、都度ごとに法的根拠から小野寺先生の注釈をいただき進めることができました。
ご多忙な中、多くの先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。
2018年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2017年は養子縁組への周知が進み、お陰様でいろいろな場で研修会や勉強会を持つことができました。
東京で成人式を迎えた方の8人に一人が外国籍だそうですが、養子縁組の在り方もますます多様性を求める傾向になってきていると感じているものの、まだまだ「日本人」とガイジン、の二部で大きく分けられてしまっている感じは否めません。
UNCHR(国連難民高等弁務官)駐日事務所のレポートに当会で支援をしました、無国籍児童の養子縁組ケースが掲載されました。
様々な事情の背景をもって生まれてくる子供たちですが、どのような背景であっても世界中の子供には家庭で育つ権利があり、「児童が、その人格の完全なかつ調和のとれた発達のため、家庭環境の下で幸福、愛情及び理解のある雰囲気の中で成長すべきであること」と子供の権利条約にもきちんと記載がなされています。
また、そこには「その管轄の下にある児童に対し、児童又はその父母若しくは法定保護者の人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見その他の意見、国民的、種族的若しくは社会的出身、財産、心身障害、出生又は他の地位にかかわらず、いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する。」
とあるように、人種や国籍地位に関係なく差別なく権利があるとも明記されております。
残念なことにこの豊かな国日本で生まれてきても、身分を持つことを認められないこどもたちがあります。
ここに掲載されたケースもそのうちの一つでした。でも養子縁組により、今は自分の身分をきちんと持つことができ、身分を持てなかった赤ちゃんは、親と家族を持て、住民票も身分も持つことができ、安定して暮らせるようになっています。
今後、ますます沢山の異なる国籍や人種の人々が共存していくであろう日本です。
「日本人」の子供や親御さんでなくても、分けてだてなく養子縁組で幸せになってほしいと改めて思いました。
先日フローレンスさんと3組合同でジョイント養親研修会を東峯サライにて行いました。皆さん真剣な面持ちでスタートをしたのですが次第に表情もなごみ、特に新生児の赤ちゃんと向き合う時には今まで見たこともないような笑顔でした。お子さんを迎えるにあたり、準備事項もしっかり学び、いつお迎えの日が来て良いよう皆さん改めて気持ちを引き締められたと思います。次に当院へ来られるときは赤ちゃんのお迎え、そして自分の赤ちゃんとの入院研修です!長い一日お疲れ様でした。
当院に赤ちゃん一か月健診にこられていた、沢山の新米ママ・パパたちに交って頂き、色々お話を聞かせていただいたり、赤ちゃんを抱っこさせてもらったり、新米パパママの悩み話を聞かせてもらったりした後は、新生児のケアに関するDVDを鑑賞。
院内でランチタイム。ランチはオーガニックです。
沐浴や抱っこバンドの実際の装着方法、調乳、などの日常的な新生児のお世話を助産師と一緒に行います。その後、新生児を迎えるにあたって必要な物リストや注意事項、その後は、養子縁組で必要な今後の行政・業務手続、準備事項などを学びます。
平成28年12月11日、港区友愛会館にて、アクロスジャパン主催(協力 フローレンス)の「第二回 医療従事者向け 特別養子縁組研修会」を開催しました。
多くの方にお越しいただき、小さな会場でしたがほぼ満席となり、全国から医師、産科医、助産師、法曹、メディアの方々にお越しいただきました。
アクロスジャパンからは養子縁組あっせん法案が可決されたなか、民間養子縁組支援団体の課題、自宅分娩に至った女性と関わった医療施設で起きた「問題」、の二点をお話させていただきました。
今年の11月に養子縁組を考える人には必読本となった「産まなくても育てられます」を出版した、朝日新聞GLOBEの後藤絵里さんからは、2011年より彼女が現場で出会った実母さんや養親さんたちの人生の物語を通し、彼女が学んだ多くの大切な事をお話してもらいました。多くの方が涙なしで聞く事が出来ないほど心に残るお話もありました。
フローレンスさんからは、今年の4月より新たに「赤ちゃん縁組事業」に携わって、フローレンスさんの目標、この事業への思いと共に、事業を始めて分かった多くの気付き、課題、などを医療の皆さんと共有させていただきました。
今年の1月に新聞でも取り上げられましたが、国籍のない赤ちゃんと養子縁組を結び、晴れて親子となったアダプトファミリーにもお越しいただき、皆さんからご質問など受けていただきました。
このご夫婦は長い間不妊治療もおこなっており、不妊治療のステージから養子縁組へと移動できたそのお気持ちの経緯なども、多くの医療従事者から質問が出ていました。
お弁当の後はグループワーク。今回も各グループに2例づつの事例をお渡しし、皆さんでそれぞれどのような解決策が有るのか、対応や民間との協働の接点、問題点なども話し合って頂き、熱い意見交換がなされました。
一日が長いので、皆さんとどう楽しめるか、と考えて練った企画でしたが「あっという間の一日だった!」「もっと後藤さんの話を聞きたかった」「継続してやってほしい」という多くの声を頂きました。
少し昔には連携、協働のなかった、民間団体と医療の現場ですが、これからは養子縁組というツールを使って色々な機構が私たちの未来である「赤ちゃん」を救い、家庭で育てていけるように協働出来ればと思います。
週末にも拘らず、また遠方から、多くの方がご参加くださいましたこと、またご登壇くださいました皆さま、研修会の準備、企画にご協力くださいましたフローレンスさんに改めて厚くお礼申し上げます。
(おがわ)