特別養子縁組 一般社団法人アクロスジャパン

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大盛況でした

第二回医療従事者向け学習会 お礼&報告

養子縁組団体と医療の課題

平成28年12月11日、港区友愛会館にて、アクロスジャパン主催(協力 フローレンス)の「第二回 医療従事者向け 特別養子縁組研修会」を開催しました。

多くの方にお越しいただき、小さな会場でしたがほぼ満席となり、全国から医師、産科医、助産師、法曹、メディアの方々にお越しいただきました。

アクロスジャパンからは養子縁組あっせん法案が可決されたなか、民間養子縁組支援団体の課題、自宅分娩に至った女性と関わった医療施設で起きた「問題」、の二点をお話させていただきました。

朝日新聞GLOBE後藤絵里さん・フローレンスからの発表

今年の11月に養子縁組を考える人には必読本となった「産まなくても育てられます」を出版した、朝日新聞GLOBEの後藤絵里さんからは、2011年より彼女が現場で出会った実母さんや養親さんたちの人生の物語を通し、彼女が学んだ多くの大切な事をお話してもらいました。多くの方が涙なしで聞く事が出来ないほど心に残るお話もありました。

フローレンスさんからは、今年の4月より新たに「赤ちゃん縁組事業」に携わって、フローレンスさんの目標、この事業への思いと共に、事業を始めて分かった多くの気付き、課題、などを医療の皆さんと共有させていただきました。

無国籍赤ちゃんのパパママ&GW

今年の1月に新聞でも取り上げられましたが、国籍のない赤ちゃんと養子縁組を結び、晴れて親子となったアダプトファミリーにもお越しいただき、皆さんからご質問など受けていただきました。

このご夫婦は長い間不妊治療もおこなっており、不妊治療のステージから養子縁組へと移動できたそのお気持ちの経緯なども、多くの医療従事者から質問が出ていました。

お弁当の後はグループワーク。今回も各グループに2例づつの事例をお渡しし、皆さんでそれぞれどのような解決策が有るのか、対応や民間との協働の接点、問題点なども話し合って頂き、熱い意見交換がなされました。

一日が長いので、皆さんとどう楽しめるか、と考えて練った企画でしたが「あっという間の一日だった!」「もっと後藤さんの話を聞きたかった」「継続してやってほしい」という多くの声を頂きました。

少し昔には連携、協働のなかった、民間団体と医療の現場ですが、これからは養子縁組というツールを使って色々な機構が私たちの未来である「赤ちゃん」を救い、家庭で育てていけるように協働出来ればと思います。

週末にも拘らず、また遠方から、多くの方がご参加くださいましたこと、またご登壇くださいました皆さま、研修会の準備、企画にご協力くださいましたフローレンスさんに改めて厚くお礼申し上げます。
(おがわ)