特別養子縁組 一般社団法人アクロスジャパン

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ありがとうございました(真実告知ストーリー)

11月23日Zoom開催にて、養子縁組にてお子さんを養育されている経験が長いお母さんお二人より、

日々の暮らしの中でどのようにお子さんへ養子縁組家族であることをお伝えされてきたか、

体験談をお聞きしました。

 

日々の暮らしの中で、ご家族それぞれの形や子どもの持つ背景、年齢によって、

お伝えする(できる)内容やタイミングは違うこと、親がどう伝えたいか、ではなく、

子どもが何を知りたがっていて、どう感じるか、を大切にし、

親の都合で過度に子どもに話を押し付けたりしないこと。

子どもの必要に応じて、なるべく早い段階で自然に丁寧に伝えること。

一度で終わるものではなく、養子縁組にまつわる会話は子どもとのかかわりの場面で年齢に応じ変化していくこと。

わからないことは、わからないと伝え、決してイベントごとやドラマ仕立てにすることなく、話を作り替えたりもせずに、

正直に子どもと向き合っていくことが、子どもとの信頼関係につながることの大切さも学びました。

 

ご近所、学校にはどのように伝えるべきか、という質問も多くいただいていましたが

必要以上に拡散したり、伝えたりする必要はないものの、

親が子どものために必要な状況を判断し、子どものために必要な人、場所へ、

適切に伝えるべきという実際の体験談もお聞きでき、より具体的な理解が進んだことと思います。

 

10歳を迎えるころ、2分の1成人式という行事があり、その際に自分が生まれた時の写真や、

おなかの中にいたころの話をお母さんから聞いて持ってくるように、

などというお題を出す学校もあったようですが、家族の形には養子縁組ファミリーだけではなく、

里親さんやステップファミリー(連れ子)LGBTなど、様々な形の家族があることを社会が認識しはじめ、

最近はその行事自体を廃止する学校も多くなっているようです。

 

先輩ママのお二人の日々の暮らしの何気ない会話で、子どもたちに丁寧に向き合い

自然に伝えている様子が伺えたことで、なにか特別な準備をする必要はなく、正解は一つではない、

子どものペースに合わせ、それぞれ自分たちの家族の伝え方でいいんだ、と話を聞き、楽になった、

という感想もお寄せいただきました。

 

自分たちが養子縁組制度で出会った親子だと子どもに伝えるには、いろいろな形、方法があると思います。

皆さんがそれぞれの家族のあり方を認識し、子どもの持つ背景などをご家族それぞれに大切にしながら

ご家族皆さんで、子どもにとって一番いい方法が見つけられるよう、私どもも力になれればと思っています。

 

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。